IKEAも来る

yasutti2006-11-30

IKEAのアッセンブリー来ました。
前回は、来る前にきちんと電話があったが
特に電話も無く到着。
何時に来るかは聞いてなかったのに
来るなり
「渋滞しちゃってーっ、へへ」
とやって来た。
最初から妙にへらへらモード。
靴も言うとすぐ脱いでくれた。
行きなれてる!
早速、組み立て。
白髪じいさんと
若者だったが
じいさんが
「お金のことは彼に聞いてくれ。
彼がオレのボスなんだ」
と言う。
そうなんだ!年功序列じゃないの?!
へらへら男は偉い人だった・・・
のっけから作業前に
私用電話
なかなか作業に入らない。
おじいさんは黙々作業。
そのうち若者が
「家のパソコンが壊れちゃって
インターネット使わせてくれない?」
なんて聞いてくるから
「仕事終わったら、やっていいよ」と
釘をさす。
なんだって組み立ても終わってないのに
パソコンで遊ばせる馬鹿がいるもんか。
まったく若者の脳みそは
小学生並みだった。
私がテレビをつけっぱなしにしていたので
おじいさんがなぜか
「テレビを消せー!」
と叫ぶ。
最初はなぜかわからなかったが
どうやら、若者はテレビがついていると
仕事もしないで見入っちゃうらしい。
私がテレビを消すと
じいさん
「やったー!」
と大喜び。
馬鹿騒ぎ加減では
どっちもどっちな組み合わせ。
にぎやかだ。
そして、じいさんは組み立て用のボードが重すぎて
持てないので
急に笑い出した。
「ぎゃはははははっはっーーー!」
若者、
「笑い病なんだよ」とじいさんを指差す。
なんで資材を持ち上げられない人が
組み立て屋になれるのかなー?
不思議。
とにかくボスは若者。
じいさんは
若者が作業の合間に電話ばかりしていても
何も文句は言わない。
黙々と着々と
ひとりで次々に棚を組み立てて行った。
そのうち若者は
家に飾ってあった写真を指差し
「Your husband?」
と聞いてきた。
そして
ロビー・キーンを指差した(注:ほんとはロイ・キーン)。
えーっ、まさか?
「違います」
と釘をさしといた。
もちろん冗談だけど
またそのネタで盛り上がる。
「きっと旦那さんはロビー・キーン
好きなんだね。彼はプレイヤーじゃなくて
今は『選手のボス(なんとかって言ったが忘れた)』になってるよ。
確かトッテナムだっけ?」
と言っている。
セルティックのユニホーム着てるけど
今はトッテナムの監督なの?
よくわかんないけど、
もうちょっと詳しければ
会話がはずんだのに。
もっとロビー・キーンのこと学んどきゃよかった。
あとは黒い棚を指差して
「これはブラック。ブラックは二グロって言うんだよ」
と教えてくれる。
二グロって黒人蔑視の時に使うくらいしか知らなかったけど
普通に使うんだと知る。
そして、早々とテレビ台だけしか組み立てなかった
若者は
「終わったー!
インターネットやっていい?」
と聞いてきた。
じいさんがまだ作業中だし(お互いの仕事は手伝い合わない風習らしい)
約束したし
「どうぞ」
と言って画面を開いてあげた。
「ジャパニーズわかんねー」
とか言いながら(キーボードの配列が違うらしい)
「@はどこ?」
と聞いてきた。
いや、アットは万国共通だし!
と思ったが、押してあげた。
それだけなのに
「Excellent!!」
とか言ってる。
こっちの人はこの
『Excellennt』
を多用する。
作業を終えたIKEAの作業員は
毎回必ず、仕上げた家具を見て
「Excellent!」と叫んでいるからだ。
若者は思ったより、つつましく
5分くらいでメールチェックを終えた。
そうこうしているうちに
じいさんも作業完了。
帰りは事務的に
「サインして!」
「じゃねー」
と去って行った。
おもしろかった。
よく映画の刑事物で
若者とじいさんの名コンビで事件を解決する
どたばたコメディとかあるが
こんな感じなのかもねと
しばし外人の普段の様子を垣間見た。
しっかし騒がしかったなー。