豆腐や

豆腐屋参上!
今日自宅に帰る途中
角笛のようなものを吹く小僧発見!
ぷー
ぷー
ぷー
でも人間だけでトラック無し。
でもきっと
子供の頃よく見かけた
豆腐屋だ!
とぴんと来た。
さっそく
家から料理用のボールを持っていく。
最近の人は知っているだろうか?
豆腐屋には容器を持ってくもんだってことを・・・
これ、
映像的に見てないと知らないと
思うんだけど。
私は幼稚園くらいの時に
近所の母親達が
色んな入れ物を持ち
豆腐屋に群がる姿を目撃している。
持って行かない人に
どうやって売っているのかは見たこと無い。
誰か知っていたら教えて!


もしかしたら
既に豆腐屋
走り去っているかもしれないと考え
一か八かでボールを持参することにした。
いない時にボールをむき出しで
持って行くことの虚しさを
味わいたく無くて
ボールを手提げに入れ
小銭を片手にGO!
いったいいくらなんだ?
TOUFU!
既に出会った場所に
豆腐屋無し!
でも
ぴーぷー
と一回だけ遠くで音が聞こえた。
姿は見えないが、逃げられないよう
ダッシュ
少し走るとワゴンの荷台が
開いている車を発見し
目星をつけた私は
こちらを向いている
おじさんと
到達するまで
見詰め合う。
買う人がいることを
知らしめる為だが
ちょっと恥ずかしい。
ワゴン車の荷台に
豆腐が見えなかったので
豆腐屋さんですか?」
念の為。
最近の東京は風習が変わっているかも
知れない。
もしかしたら
さお竹屋かも・・・
「そうですよー、絹?木綿?」
とおじさん早速交渉。
「絹!」
ボールを袋から出すと
当たり前のように
おじさんがボールを
奪い取り
ぽとん・・・
と豆腐を入れた。
むむむ、いったいいくらだろうか?
「150円ねー」
よかった。
足りた♪
500円玉を渡しお釣をもらう。
やった!
ひとりで豆腐屋からお豆腐買えた☆☆☆!
豆腐屋は近所の人、御用達で
ちょっと敷居が高かったのだ!
これで私も
この街の住人になれたよ、お母さん!
「いつもこのくらいの時間に廻っているんですか?」
と聞くと
「そうね、5時前後ね。5分しかいないけどね」
道理で今まで会わなかったわけだ・・・
これからは17時5分前から
この辺に張っていよう。
家に帰ると
待ちきれず試食。
写真を撮るのも忘れて食べたので
1丁は写真の豆腐より
もそっとおっきいよ。
なんかできたてで
冷えてなくて
水っぽくなくて
粘りがある感じ。
おいしかった♪
やみつきになりそうです★

注)ちなみに小僧は笛を吹くためだけの係でした。