人のため

自分が
人の為に
何かできるなんて
恐れ多いことを考えているうちに
自分を見失いそうになったことってない?
私はある。
今日がそうだ。
所詮、他人の人生に
うまく係わり合いになろうとする
努力は徒労に終わることを知る。
自分は何でもできるなんて
思い上がっていたけど
自分以外の時の流れの中の
事象には逆らえない。
もがけばもがくほど
ことをややこしくすることを知っているので
そんなに動かなかった。
失敗は効いている。
別件で
人が困っていたので
困ることを辞めさせるために
ちょっと気づかぬように手を差し伸べた。
ぜんぜん、自分が
何かできると
思ったわけではないけど
怒りのままに
動いたら
たまたまうまく行ったまでのこと。
まったく真逆の結果だってありえたわけだ。
でもその人は気分良く
帰って行った。
人とかかわるとはこういうことだと思う。
そんなに強く押さなくても
動く時は動く。
動かないものを
無理に動かすから
怪我をするのだ。
自分にできることは
すべてやってみようとは思うが
あまり期待せず
奢らず
人のため
いや結局は自分のために
少しの努力をしてみようと思う。
しかし、原動力が怒りとか憤りだったことを
残念に思う。
結局はそんなことで動いているんだ
自分は。