今日は、屋上で!

屋上ランチを楽しむ。
冷たいビル内の冷気をまとって
屋上の扉を開けると
そこは地獄。
しかし、この熱射地獄の割には
人がいる。
病んだサラリーマンの
オアシス屋上!
人口密度の低い
この空間で
時の経つのも
忘れて
好きな食べ物を食べ
好きなことをしゃべり散らす。
楽しい時間はすぐに
過ぎ
あー、もうお昼休み終わり。
お昼が2時間あれば!
と思う瞬間。
多分2時間あったら
会社に戻って来ない。
だから1時間なのだ。
高校時代に
「なぜ、私たちは学校に来なくてはならないのかしら?」
と誰もいない他のクラスの教室にもぐりこみ
友人と2人語り合ったことを
思い出す。
未だにそれは謎だが、
今はお給料をもらっている身
めったなことでは
途中で投げ出すわけにはいかない。
あれほど
短く感じた夏休みも
冬休みも
祝祭日も
今となっては
とっても長かったことを思い出す。
今は一週間以上休めることが
奇跡の半分くらいに近い。
しかし、当時の狭い視野の高校生には
そんなこと分からない。
井の中の蛙
あの時いくら時間があっても
思いつかなかった
答えに
今では短い時間の中で
一瞬のうちに
気づかされることがある。
人生の価値は
ゆったりとした時間にあるのではなく
何事かに気づくか気づかないか
なのだなぁと
思う。
今はせかせかしてるけど
ひとつひとつの
出来事に
耳を傾け
よそ見して
ひとつでも
多くのことを知ろうと
好奇心の赴くままに
行動し
殻に閉じこもることなく
より多くの事柄に目を向けられたらと思う。