とうとう始まった・・・

たった4日間のうちに1年の終焉と誕生が集約された、楽しくも切ない時間は過ぎ去った。やるせない想いで、仕事場に到着すると、そこには空っぽの新聞受けと郵便受け。しまった!先越された!慌てて、エレベーターを操り、ビルの8階へ。そのエレベーターの扉は乗ったとたんに、開いたり、閉じたりを3回繰り返した。年末から少し怪しかった。「この、ばかエレベーター!!」一緒に乗った清掃のおじさんが罵声を浴びせた。何も朝っぱらからそんなに怒らなくても。。。
8階に辿り着くと、お正月モードでお祭り気分漂う雰囲気かと思いきや、皆冷静だった。ぽつーん。ま、そんなもんかと少し気が引き締まる。時間に追われるままに、社内に年賀状を配り、打ち合わせと資料作りをしているとお昼の新年祝賀会に突入。
乾杯のあと、人の多いテーブルではビールのあてに用意された、千疋屋のフルーツサンド、まい泉カツサンドピザハットの蟹ピザ諸々に手が届かないと思い、会長社長のいる、人の少ないテーブルに避難して来てひとりで食事をしていた。同期がいないと、こんな時は動き易い。1人でいると案の定、社長が「君のお父さんはどこの部署だったの?」と3年前当社に赴任してきた頃から毎年私に質問していることをまた、確認するように聞いてきた(社長と父とはもともと同じ会社)。しかし、またしてもどこの部署だか思い出せない。似たもの同士だ。
会長は会長でやれ、トマトが嫌いだのこれは何だの日本酒が欲しいだの手当たり次第に一口飲食しては、食べ残して話に夢中になっている。しかし、会長社長はいつも食事より話に夢中なので人と話しているうちにそのテーブルにあった食事は独り占め!やった♪
帰り際、先輩から「君は恐ろしいね(皆が倦厭する会長社長と一緒のテーブルにいるなんてという意味が含まれているらしい)」と言われた。
今日も残業してしまった。しかし、天気がいいし、社内の人口密度も少なかったのでいい気分だった。ま、良しとしよう。